C型肝炎・やっとこさ治療開始。

C型肝炎2型キャリア。インターフェロン+レベトールでの治療後、半年で再燃。15年9月からソバルディ開始。

「ソバルディ」終了後、約一年。

先日、先週の血液検査とエコー診断の結果を聞きに受診しました。

4ヶ月前に「ウイルス学的著効 」となっていましたが、「寛解」ではなかったので、この4ヶ月の間に「再燃」していないか不安でしたが、担当医からは「完治」と言われました。
厳密には「完治」ではないのですが、担当医は「寛解」を説明しても意味がないと思ったのでしょう。

今後、10年間は癌になる可能性が有るので半年に一度、血液検査とエコー診断が必要との説明を受けました。
同時に肝臓の線維化は良くなっていくとも言ってくれたので、安心出来ました。

血液検査の時は毎回「再燃」が頭をよぎり、結果を聞くまで不安になるのですが、これで一応の区切りが付きました。

肝臓に関する病は近年の目覚しい進歩で色々な事が判明しC型肝炎の場合は「寛解」しても糖尿病を発症してしまうと「癌」になる確立が高くなる事が分かって来たそうですから、気をつけなくてはいけません。

次の受診は来年の6月。

やっぱり「再燃」への不安は有りますが、今が継続していてくれる事を切に願い、線維化が解消されるような治療法が確立される事を期待しながら、慢性肝炎だった「名残」が少しづつ良くなってくれると信じてこれまで通り、飲酒を避け、健康的な生活を心掛け様と思います。

2016年の現在、C型肝炎に新薬「ヴィキラックス」が増え、「1型」の方は選択肢が増えました。又、新薬での治療を受ける方が増加し、副作用や禁忌等の情報が増えてます。
経口新薬は腎臓で分解される為、腎臓に問題の有る方は慎重な投薬が必要で有ったり、他の薬やサプリメント等を飲んでいる方も同様に自己判断せずに医師に確認が必要だそうです。

「ヴィキラックス」は2016年9月17日に薬価表が改訂され「2a型」にも「ヴィキラックス」・「レベトールのみ」の組み合わせで投薬可能と成り、助成金対象にもなりました。「2a型」に絞っているのは「2b型」では著効率が70%と言うのが理由だそうですが、次の新薬として「パンジェノ型」の新薬の治験が既に国内で開始されおり、2017年に欧州や米で申請予定との事です。日本も続いて欲しいですね。

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ハーボニー、ソバルディと著効率の高い新薬が出ましたが、やはり万人に有効とはならないようで、「再燃」してしまう方もいらっしゃいます。「再燃」となってしまった時の辛さは経験者として痛い程理解できます。
自分にとっても「再燃」は決して人事では有りませんから、今も止む事なく新薬の開発が進められ、未来が明るい事が本当に嬉しいと思います。そして何より「再燃」と言う失意の中で治験に参加して下さっている方々に心から感謝いたします。


現状で患者さんがどういった選択が出来るのかは不明ですが、何が自分にとってより良い治療なのか迷いも増えると思いますので治療を開始される際は担当医とよく相談し、担当医の方も患者さんの不安を理解し、丁寧な説明をする事を心掛けて頂きたいと思います。


現在、治療中の皆様が、心から安心出来る日が来る事を心から願って止みません。