C型肝炎・やっとこさ治療開始。

C型肝炎2型キャリア。インターフェロン+レベトールでの治療後、半年で再燃。15年9月からソバルディ開始。

肝炎は肝炎。

肝機能の血液検査の結果はインターフェロンの治療開始前も開始後も何時も殆ど正常値。治療を開始してから数値が変わったなんて事もなく各数値は最小値に近いか真ん中の当たりで担当医も「肝臓は悪くないですよ」と言います。
本人も自覚症状が全く無いので普段、飲酒をしないから変動しないんだろうと思っていました。

とは言ってもお酒が飲めないのではないし、弱くも無いんです。お酒を飲んでも赤くならない体質で若い頃は「枠の無いざる」と言われるくらいですから。会社の飲み会や友人との飲み会もそれなりにしてました。今は友人達と食事をした時に少し飲む程度。普段、飲まないせいか、お酒に弱くなっている事を実感します。

家で飲みたいと思う程の酒好きでない事が肝臓に幸いしますが、慢性肝炎患者です。血液検査の結果に2項目「ZTT」「TTT」の数値が基準値より高いのです。インターフェロンで一時「ケンシュツセズ」になった時は「ZTT」が基準値になり、「TTT」は相変わらず高いまま。

これだけがどうして高いのか疑問に思っていたのでインターフェロンで一時「ケンシュツセズ」になった時に担当医に聞きました。
担当医は「これは慢性肝炎になったので肝臓が線維化と言って少し硬くなっているからです」と教えてくたのですが、思わず「治るんですか?」と尋ねたら「治りますよ」と言ってくれました。
少し、安心した私は「では、数値が高くても肝炎だった名残のような物と思えば良いのですね?」と言うと担当医も「そう言う物だと思って良いですよ」と言います。
肝臓は悪くないと言われ続けてましたが、長年、肝臓が炎症を起こしていたのだから慢性肝炎の人は誰でも多少はなってしまうと言われている線維化している自分の肝臓。
肝癌の原因の一つは炎症が起こす線維化だと専門家は言います。
インターフェロン」も 「ソバルディ」もウイルスに対しての治療で線維化した肝臓を良くする作用はない。治ると言われても特に有効な治療が有る訳では無いのです。

改めて肝臓と言う臓器の事を考えて見ると非常に忍耐強い臓器で人体で唯一、自己再生する臓器で有るけれど、ウイルス感染してし線維化してしまうと肝臓を切り取ってもウイルス駆除が出来てなければ意味が無い。末期的にならないと自覚症状が出ない臓器だから治療が困難でも有る。現段階では線維化してしまった自分の肝臓が今後どうなるのは全く分からない。

治療の結果が良い事は嬉しいのですが、何処まで付き合わなければならないのかと思うとすっきりはしません。
肝臓に関しての考え方も早いテンポで変化していて、ついこの間まで線維化した肝臓が改善される事はないと言われていたのに現在は時間は掛かるが改善されると言われて居ます。

C型肝炎に限らず、何某かの疾患を抱えている人は何時も、情報に振り回されてしまう。
何事もですが、情報波乱社会で生きていると振り回されずにいる事は難しいけれど、今の治療と担当医を信じるしか有りませんから適度に聞き流す事も必要だと思っています。

医療科学はこれからも発達していって、近い将来は線維化の改善が出来る治療が見つかるかも知れない。
それに期待しながら生きて行こうと思っています。

自分が辿った今までを考えると、治療環境が整った今なら、治療を迷っている人に治療した方が良いと言えます。
今、もし、治療を迷っていらっしゃる方がいたとしたら、治療は一日でも、一つでも若いうちに始められる事をお勧めします。

インターフェロン治療が無効化だった場合に経口薬が認められる等、公費負担の多いC型肝炎の治療は制約が有ったり市町村によって方針が違ったりしますが、インターフェロン治療は癌を抑制してくれますからメリットも有るのです。
肝臓の状態によってインターフェロン治療の方が適している場合も有ると思います。

人から聞いた話しだけで副作用が強いから嫌だと思わず、経口新薬だけに拘らず、担当してくれる医師と相談しながら治療方針を決めて欲しいと思います。