C型肝炎・やっとこさ治療開始。

C型肝炎2型キャリア。インターフェロン+レベトールでの治療後、半年で再燃。15年9月からソバルディ開始。

入院して知った薬の食後服用のホント。

レベトールもソバルディ+コペガスも服用は食後。入院してレベトールを飲み始めた時は、食後、お茶を飲んでほんの少し寛いだ後に飲んでました。入院中に貰った薬の服用に関してと書いた説明書に「食後とは食事が終わった30分後に服用」と有ったのに。気づいて看護師さんに「食べて30分空けずに飲んでました」と言ったら「飲み忘れるよりは良いから」って事は本当は良くないのよね…。かるーくショック。半世紀生きて始めて知った食後=食べ終わってから30分後。

それが正しいのなら実行せねばと意気込んで退院したのですが、起きてから1、2時間は食べられない私は朝は何時もブラックコーヒーだけ。食後すらない。コーヒーは肝炎に良いと聞いているけど、さすがにブラックコーヒーを飲んでから薬は良くない気がする。どうすべきか…ならばコーヒーに牛乳を入れればよかろうと解釈して、朝ごはん無しで牛乳大目のカフェオレにする事にしまた。起きて、顔を洗って、歯を磨いて先ずはカフェオレを飲む。飲んでから時計を気にしながらあれこれを片付ける…落ち着かない。面倒だから目覚ましでもセットするか…予備の目覚ましがない。そうだスマフォでアラームにしよう…常に持ち歩いてない。そんな事をシュミレーションしているだけで忘れそう。看護師さんも「忘れるよりは」と言っていたんだから…顔を洗った後に飲めば良い事にして解決。いや…胃に何も入ってのはまずい…カフェオレの後に変更してやっと解決。

薬を持って職場に行かなかったので、不規則な時は諦めるしかなく、30分後の服用が出来たのは病院にいる間だけでした。薬は水以外で飲まないので危険回避は出来ていると思いますが、私には忠実に30分後に服用する事は難しい事。入院中は看護師さんに服用した事を確認するので飲み終わった空のシートをテーブルに上に置いたままにして下さいと言われて、本当に病気で入院しているんだなとなんだか緊張感が有りましたが、普段の生活に戻ると駄目でした。

ソバルディ+コペガスも出来る限り食後30分後で同じ時間に服用を心かげてしますが、突発的な残業があったりで、不規則になったりでその通りはならない事の方が多いですが今の所はケンシュツセズ」なので2、3時間ずれても飲み忘れ無しを重視しようと思ってます。

今も有る置き薬屋さん

ブログを書き始めて、昔の事を思い返す事も多くなり、ふっと、そう言えば○山の置き薬はまだ有るんだろうかと調べ見て○山の置き薬は配置薬業者さんの総称だと始めて知りました。そう言えば木の薬箱に業者さんの名前が書いてあったような気もします。「赤玉(あかだま)、熊胆円(ゆうたんえん),ケロリン」。赤い小さい丸い赤玉はお腹が痛いと言うと飲まされ、熊胆円もお腹が痛いと飲まされてました。熊胆円は黒くて硬い板状で細かい升目が有って飲むと苦かくて、飲む時は母が、升目に沿って折ってくれる。腹痛に効いたと思いますがあの薬の成分はなんだったんだろう。パッケージも今も覚えてます。お薬もまだ売っているのかな。

スーツを来て大きなスーツケースのような鞄を持ったおじさんが来ると、母が救急箱を持って来る。おじさんが救急箱の中の封の開いた薬を確認して、何か書いて、大きな四角いケースを開け飲みかけや使用済みの薬と交換する。スーツケースの中には種類別に綺麗に並べられた薬が沢山入っていて、おじさんは手際よく作業を終えると子供に紙風船をくれる。直ぐに貰った紙風船をもって外に出ると近所の子たちもみんな持って外に出てくる。
子供の多い世代ですから結構な人数の子供が集まり、暫らくするとおじさんの訪問が終わった母親達も出てきて、「うちはこんなに使った」「うちの子が勝ってに開けたから高かった」と世間話を始める。子供達はそのうちに誰々が紙風船を踏んだ、壊したと喧嘩を始める。母達は放置しているけれど誰かが泣き出すとそんな事で喧嘩するなら家に入りなさいと怒る。喧嘩はあっちでも始まってしまうので自分の子供が喧嘩していると大声でそちらに向かって「喧嘩するなら薬屋さんは止めるよ!」と叫ぶちょっとしたカオス。子供達は怒られても家には入らないで遊び続ける。母達は井戸端会議続行。誰かが転び擦り傷を作るとさっそく救急箱の出番。一番家が近い人が持ってきてくれる。母達が転んだ子供を取り囲み、薬箱もって来たくれた人にお礼を言ったり、怪我した子の手当てをしたり、慰めたりする。それが潮になって母達が帰り始めると子供達も帰らなくてはならない。何日がすると風船が壊れてしまって持って居ない子が現れ始める。持っている子と一緒に遊んでまた喧嘩する。親達は「よると触ると喧嘩して」と放置してました。

あの紙風船は駄菓子屋さんで売っているカラフルな丸い紙風船より丈夫だったから長く遊べた記憶が有りますが、高度成長期でしたから、みんなが豊かになっていた頃なのにどうしてあんなにあの紙風船が欲しかったんだろう。

感染する病気で通学するのに許可がいるような場合以外は今のようになにかと言うと病院へ行くと言う時代ではなく、まだまだ、民間療法で治す時代でしたから置き薬はどうにも困った時には重宝していたのだと思います。
今考えれば、風邪等は自然治癒が基本なのですから、理にかなっていますが、母達の年代はそんな御大層な考えでは無かったのでしょう。根拠は無く、薬は飲まない方が良いと思ってる人が多かった時代でも有ったと思います。

C型肝炎の治療が終わるまでは担当医に相談しないで薬は飲めないので配置薬は置けませんが、今も紙風船が有るなら観て見たいですね。

治療を開始するタイミングの難しさ。

薬価が決まって発売されたばかりの経口新薬アッヴィ、C型慢性肝炎 ジェノタイプ1型治療薬「ヴィキラックス配合錠」米で死亡事例発生。禁忌対象拡大。

「重大な副作用」に肝不全が追加されたそうです。肝臓を治す為の薬で肝不全って…。亡くなった方が他に持病が無かったか、肝臓の状態がどうだったのか等の情報がないのでこう言うニュースは当事者を怯えさせ、混乱させますね。

この新薬は薬価が1錠26,801.2円。現在1型の方に使われているハーボニー1錠80,171.30円の3/1と言う事は新薬アッヴィが公費負担が大きいC型肝炎治療の第一選択薬となるのでしょうか。
国内ではジェノタイプ1型1bが最多と聞いていますから、現在、ハーボニーを服用されている方達の殆どが1bで結果は極めて良好。素朴な疑問として著効率100%と言われているハーボニーが有るのに1bに特化しているとは言え、どうして治験で著効率が95%の新薬が追加されたのかと思います。仕事や諸々の事情で治療開始時期を調整している方は焦ってしまうのではないかと思います。

続々、新薬が出て、C型肝炎を取り巻く状況が変わり余りにも目まぐるしくて医師の側もだと思いますが当事者は疲弊してしまいそう。

1aの方もいない訳ではないのだからと1aはハーボニーが第一選択薬となるとしたら現在の治療結果はをどう考えるのか。
自分が1型だったら1bだろうと1aだろうとハーボニーで治療したいと思うと思います。

事が患者側の選択肢を増やすだけなら良いですが、治療には制約と条件が付く事がネックになる気がしますが、せめて、治療を受ける側の希望も配慮して欲しいと思います。

「薬害」と言う言葉。

「薬害」と言う言葉を知ったのは血友病患者の方が輸入血液製剤HIV(エイズ)ウイルスに感染してしまい問題が報道された時でした。

自分も感染経路不明で何らかの医療行為による物だろうと考えていましたが、血液製剤なんて言う物は余程、重篤な状態でないと使わない物だと思ってました。それは所詮、素人の考えで後々、血液製剤と言う物が幅が広く、市販の止血剤も血液製剤だと知った時は「この世の中の人のどれ位いが医療行為で感染してしまったんだろう」と思いました。

私の子供時代は家に定期的に訪問してくれて使用した分の料金だけを後払いする救急箱に入った「置き薬」と言う物が各家庭に有りました。何処の家庭にも有ったと記憶しています。そういった家庭医薬品の中にも有ったくらいで少し血が止まらない、子供の腹痛、調子が悪い程度だったら市販の薬を使う人の方が多かったと思います。子供の頃は○山の置き薬のおじさんがくれる紙風船が楽しみでしたから何かに付けては置き薬を使おうとして母に叱られていました。

私の年代は乳幼児の時から、強制で集団予防接種を受けています。
当時はトレーの上に数人分の薬剤が入った注射器が何本も並べられていて、子供達は並んで順番に注射を打たれる。自分の所でそれまで打っていた注射器の薬剤が無くなると次の注射器で打たれる。その間、空になった注射器は針だけアルコールで拭かれて消毒される事もなく、使用済みのトレーに入れられる。これから使う薬剤の入った注射器が別の所から出されてまた並べられる。数人で1本の注射器を使用していた事ははっきりと覚えてますが、使用済みをその場で消毒処理して、足していたのかは記憶が曖昧です。注射器の中に血液が入っていた事が多かった事は注射器に少し入っている空気の泡と赤い色として記憶してます。殆どの場合、注射を打っている医師は薬剤が無くならない限り、注射器をもったままの人が多かったと記憶してますが、一旦トレーに置く医師もしました。

小学生の低学年の頃の記憶ではっきりと覚えているのは自分の順番を持っている時に、銀色のトレーに薄日が当たっていて、キラキラしていて、そこに並べられている注射器をぼんやり見ていたら、注射器のシリンジの先端と言おうか、針の下辺りと言おうか、そこに赤い血が入っている注射器が何本が有って子供心に「あれが自分の時のだったら嫌な」と思った事です。この時は一回の注射が終わると一旦トレーに置く医師で医師が持つ注射器を見つめていました。
子供ですから、病気が…なんて事は思っていなかった筈ですから、単純に気持ち悪いと思った程度でしたが、嫌だとごねても、熱でもない限り予防接種に拒否権は有りませんでした。
当時は近隣で緊急に輸血が必要となった人が出ると採血車と呼ばれていた車で協力を呼びかけてました。「生輸血」と言う今では殆どない輸血の方法で、緊急に輸血が必要な方がご近所の方だったり、妊婦さんだったすると皆さん、「俺の血はいくら採って良いぞ」と良いながら採血車や病院に駆けつけていました。ドラマでもそんなシーンが多かった時代で幼少期を過ごして居ますから血液が感染源となる病気が有ると思った事もなく、医師の技量によっては注射器に血液が戻ってしまっていても、薬の中に戻るのだから問題ないんだろうと思っていました。

現在は注射器材の種類が増え、タイプによってリスクも様々。自分がキャリアになったのは何某かの医療行為だっと思っている上に今も鮮明に残る幼少期の記憶のせいなのか病院を受診する時はその病院がどんなタイプの物を使用しているか確認してしまいます。
大学病院は全て使い捨てですから、気にする意味がないんですけど、検査技師さんの技量によって逆流がおき易いと言われている真空採血管だったらどうしようなんてどうでも良い事が気になります。
普段は忘れているのにC型肝炎だと分かった時に事故の時の事とこの時の事が思い出されてしまったのですから、自分にとっては強烈な事だったのでしょう。

C型もB型も輸血経験が有る方も多数ですが、輸血経験等がなく感染経路が不明な方も多くいらっしゃいます。医療機材が使い捨てとなった後も出産などで自分が知らない内に血液製剤が使われて感染してしまわれた方も多数です。
そう言った方達を広く救済する為に、公費が治療費の負担をしてくれている事は有り難いですが、気持ちが収まらない方もいらっしゃるでしょう。

「薬害」と言う言葉が使われるようになって、薬害での感染は悲劇で、そうでない感染は違う。特にHIVウイルスに感染してしまった方は自ら望んで良からぬ事をしたのだから自己責任だと言う偏見を生み、助長してしまっていると感じます。
命に関わるかも知れない感染症に罹ってしまった人にとっては感染経路がどうで有れ、全てが悲劇だと私は思います。
人類の歴史は感染症との闘いだと言われているように、これからも新たな感染症は発生するでしょう。その度に同じ事が起きてしまうかも知れません。
感染症は誰でもが掛かる可能性が有るのですから、肉親にすら理解されずに孤独感に苛まれてしまったり、偏見に苦しめられないような世の中になって欲しいと思います。

若い頃ですが、数年、医療機関に携わった事が有り、病に対する認識や捉え方が大きく変わりました。
この経験のお陰で多少は医療の世界を知っていますし、患者さんと言う立場も理解していますがそれでも、治療が上手く行っても、死ぬまでC型肝炎だっと公言出来ません。

次の世代には、だれ憚る事なく公言できる時代で有って欲しいと願っています。

ソバルディ+コペガス 服用から10週経過。

服用開始から飲み忘れなしで「ケンシュツセズ」を維持しているので次は血液検査のみで結果は年越しの予定となりました。
この間は、先月に引いた風邪が治らず、咳が出ている事を除けば副作用は発疹だけで済んでいます。

インターフェロン治療を受けて大変な副作用を経験された方は「あの治療はなんだったんだ」と思うくらいだと思いますが、新薬ですから服用する人が増えるにつれ、治験の時には分からなかった薬の飲み合わせによる副作用が報告され始めています。

市場と言う言い方はおかしいですが、薬効効果は個人差があって人によって治療暦が違うのだし、他にも疾患のある方や肝臓の状態によって違いが出て、それが報告されて治療に反映する。
反映された事が生かされるのなら喜ばしい事ですが、新たな副作用の報告が有ると言う事はそうなってしまった方が居るという事なので複雑です。

C型もB型も感染者は高齢の方が多数ですから、他の疾患を抱えている可能性が高い。長年、苦しんでやっと新しい治療が受けられると思ったらそれも出来ない。
全てが上手く事は難しいですが、少しでもよくなる方法が見つかってほしいです。

C型肝炎のウイルス検査は企業の健康診断の項目に入っていない事も有るそうですから、高齢の方で未だに感染に気づいていらっしゃらない方も多数だ聞きます。
早期発見、治療の為にも必須項目になると良いのですが。

自分自身がイターフェロン治療を受ける前の20年以上の間にこれまでに肝臓の為に行った治療と言える治療は血液検査の結果で数値が高い時に漢方薬の「小柴胡湯」を処方して貰って飲む事くらいでした。それも20年前くらい前の話しです。私の場合は「小柴胡湯」に限らず漢方薬は体質に合うらしく割りと効きくので市販の風邪薬は漢方薬の物を飲みます。これからはソバルディの薬効効果にどう作用するか分からないので飲めませんが。
忘年会等が続いて飲酒の機会が増える時は数値に出ましが「小柴胡湯」が良く効いて、数値が下がったので暫らくは続けたのですが、長期間の服用で副作用が出る事が分かり、飲み会はどうしても出る必要が有る場合だけにして「小柴胡湯」は止めました。個人的に、元々、女の酒飲みはみっともないと思っているのでお酒に関しては飲まない方が好ましいと思ってますから、飲み会を断る事に気は遣いましたが参加出来なくても苦にはなりませんでした。
女性の酒飲みだけではなく男性の酒飲みも好きではないので、毎晩、晩酌を欠かさないと言う人とは苦手。友人でもお酒が飲めない人が多いですね。

その後は子供の頃から偏食気味で健康的とは言えない食生活のまま現在まで。しかも世の中の嫌われ者の喫煙者です。治療を期に禁煙しようと思っただけで実行したのは1日だけ。喫煙に関しては担当医から特に何も言われてませんが、止めるべきでしょうね。いい年したおばさんの喫煙する姿は美しくないですしね。
何か体に良い事をしているとしたら取り立てて運動はしていないですが生活の中で徒歩での移動が多く、若い頃から測定してくれる看護師さんが驚いて「もう一回良い?」と言う程の低血圧なので今の所、他に疾患がない事や飲酒の習慣がない事とコーヒー好きで、インスタントコーヒーを飲むと気持ち悪くなるので昔から豆で煎れている事くらいです。

きっともっと色々と気を付けていらつしゃる方の方が多いと思います。少し見習わないといけません。

身近に一人はいる要注意人物

C型肝炎キャリアだと言う事も通院がC型肝炎治療だと言う事も狭い範囲にしか話していない事もあって差別や偏見に直面した事はないですが、通院の理由を曖昧に検査結果で少し問題が出たからとしか言ってない事も影響して職場の好奇心の強い人に探りを入れられる事は進行形で有ります。

職場に申告しない理由は偏見を恐れても有りますが、取引先からクレームの電話を受けて、取引先の方が電話を切る前にこちらから電話を切ってしまって更にクレームになって「この人怖い。関わりたくない」と言った当事者が私より年上で、探りを入れてくる人物だと言う事やその時に上司が何を考えての事なのか分かりませんが、注意どころか、理解を示した事が引っかかっていました。長期的に休む事になっていたら申告しない訳には行きませんから覚悟はしてましたが、上司と職場全体がしっかりしてないと感じて個人情報を守ってくれるとは到底、思えないからでも有ります。

要注意人物さんは定期的に探りを入れて下さいますが、仕事でもいつも色々とやらかしてくれて、以前から要注意人物認定してましたから適当にはぐらかします。

要注意さんはふくよかで一見すると大らかで、人当たりが良く、聞かれもしないのに自分の事を何でも明け透けに話します。
自分がもっと若かったら警戒心を抱かず、気を許していたかも知れませんが、半世紀生きれば「自分の事をなんでも話す人は他人の事も何も考えずに人に話す。この人は危険」だと判断出来ます。
この手の人に言おうものなら光の早さより早く広がるのは火を見るより明らか。しかも大袈裟に真実とは違う話しになると確信出来ます。

要注意さんは自分の知りたい事を話させようと自分のお子さんが精神疾患である事を「他の人には言ってないんだけど」と話します。でも、聞くのは始めてでは有りません。何度も同じ事を聞かされているし、職場の全員が要注意さんから聞いて知っています。
要注意さんのこう言う所は今に始まった事ではないのでみんなそう言う人だと知って居ますが自分が知りたい事を知るまで諦めないので忘れた頃、ふっとした時にあの手、この手で聞きだそうとします。

今回の治療の為に職場に多大な迷惑を掛けてしまっているのなら、有る程度、仕方ないと思えますが、入院の時は事前に休みを調整し、副作用で酷い貧血でフラフラの時でも休んだ事はないし、仕事もきちんとしてました。逆に休みなのに呼び出される事が有ったりで、通院日だからと断ったくらいです。

それが要注意さんの好奇心を余計に刺激したのか「元気なのになんの病気なのだろう」と思うらしいです。元気に見えるのに(副作用のない今は実際、元気ですけど)一年以上、通院しているのですから、みんな口にしないだけで、同じ事を思っているんだろうと思いますが、要注意さん以外の人に聞かれた事は有りません。
私個人に対して関心が有っての好奇心でなく要注意さんの下世話な好奇心を満たす為だけに話す必要性が見つからないのではぐらかしますが、遠まわしに「あと何回、病院に行くの?その次は何時?毎回、検査しているの?どんな検査?薬を飲んでいるの?」と聞い来たかと思うと「なん言う病気なの?」と留めをさしてくれるので、本当に鬱陶しい。

薬の服用が朝晩だけで本当に助かった。

幾つになっても好奇心が強い事は良い事だと思ってますが、「下世話な好奇心」は困ります。

こう言う事も含め、普段から噂好きで、決定事項でない事を聞きかじっただけで周囲に言いまくってしまったりと困った言動が有る人ですが、それが要注意さんの全てでないのが対処の難しい所。
良い大人なのに自分の言動がどうなるか考える事が出来ないんですね。だから職場でも信用されない。
噂話好きなのは女性に多いので避けて通れない事でも有るんですが、正直、こんな下らない話しをよく、喜々として話していられるなと思うので適当に相槌をうってます。

要注意さんが聞いてもいないのに話してくれた生い立ちや現在の家庭環境から今の困った言動の原因を推測して小さい頃から満たされない思いを抱えていて、今もそのままなのかも知れないと考えて見たり、特に理由が無くてもこの歳までこれで来た人に何を言っても変わらないだろうと諦めたり。何よりいい歳の大人ですから、自分が我慢する事で円滑になるのならとも思うので何事も荒立てないようにしてますが、こちらも感情が有るので時に爆発します。

長く生きた強みで必要な時はあからさまに不快感を隠さないと言う事も出来るようになってます。私の気が強い事とこれは言わねばと思った事は黙ってないで言える性格も有りますが。

でも、治療がとても辛くて気持ちが弱くなってしまっていて、誰かに聞いて貰いたいと思ったら話していたかも知れないです。その結果、思わぬ不利益を被ったでしょうね。

半世紀生きて、自分をしっかり守れるようになるには社会経験を積み重ねる事が不可欠だとしみじみ思うのですから、若い方や気の優しい方は心労が絶えないのかも知れないと思います。

現代の文明の利器、インターネットはそういう方の気持ちを楽にしてくれるツールで有る。

個人的に便利なツールを活用して自己満足でも構わないから吐き出せる物は吐き出し(限度は有りますけどね)て次へ進んで行こうと思ってます。

診察の際に気を付けている事。

生活そのものはそれ程何を気を付けてと言う事はしていませんが、診察を受ける時は顔色も診察を受ける上で重要な情報だと思って居るのでお化粧をしないで行きます。
血液検査で黄疸も調べて頂いていますが、肝臓病の場合は酷くなると黄疸が出たりしますから、顔色はバロメーターになると思っています。風邪で病院に行くとしてもしっかりお化粧する人も居ないですけどね。

自分が肝炎になってから、肝硬変の方の顔色は日焼けや地黒の方とは違う事が分かるようになりました。

それ以外は採血し易い服装で行く事にしてます。
一回目の通院期間が秋から春先までだった事も有り、採血の際に腕まくりをしなければならないのでTシャツの上に脱ぎ易い物を羽織ってる事が多かったです。
真冬は長袖のTシャツに被りでない厚手のウール素材のカーディガンの上にダウンでした。この冬もそんな服装で通院してます。

入院の際、パジャマをどうするか悩みました。何せ肌が弱い。
これからインターフェロンの投薬を受けるのですから、肌に出るであろう事は予測出来ます。
化学繊維は被れてしまいます。大手メーカーの物は化学繊維でもそれ程被れない物も有るので、やはり、大手メーカーはポリエステルでも品質が違うと思います。
ネット等で安いからと購入すると着た途端に痒くなって、ウレタン、ポリエステルの品質が体で分かります。
最近は綿100%やウール100%製品がの少なくなり真冬によく出てくる「ふわふわモコモコ」やパジャマ等の両面起毛になっている商品は少しでも肌に当たる所に触れると「プチプツ」と発疹が出ます。

因みに金属アレルギーでも有るのでイミテーションは身に付けて3分しないで被れます。はい、ウルトラマンより早いです。18金でもプラチナ900でも不純物が良くないと3分しないで真っ赤になってプチプチします。
探知機としては便利な体ですが、イミテーションだから出来る素敵なデザインの物でも気楽に買えません。

そんな私は被れる事を前提に日頃より肌に優しい物を考えます。

病院でレンタルもでき、きちんと消毒してある物でブランド物で綿100%だったんですけど、色褪せしていてヨレヨレだったんですよね。
何より、肌に直接触れる物ですから自前の方が落ち着く。

長年の習慣でパスタオルやパジャマは毎日変える私。入院中は毎日、お風呂に入れないですから、余計、変えたくなります。
そうすると短期の検査入院だと言うのに大荷物になってしまう。家の誰かか、離れて暮らしている家族に持ってきて貰う事も出来ますが、予定では土、日は退院している。
家族はそれくらいの事はするから気にしないで」と言ってくれますが、車通勤ではないのに、仕事の行き、帰りに少なくない荷物を持たせるのも申し訳ない。

病院には洗濯機も乾燥機も有りますが、普段使っている洗剤や柔軟剤ではないと被れる恐れが有る。それも持ち込みだとても短期の検査入院なのにどうしてこんなに必要なのかと言う量になる我が身が恨めしい。
あれこれ考えて、最低限の荷物にするしかないので家族が買ってくれたパジャマ3枚、タオル類も3枚にして、洗濯洗剤や柔軟剤は小分けにして持ち込む事で解決。

治療が目的ですから、何かを我慢しなければなりませんが日常生活が変わると言うのは本当に大変。

治療を始める前はインターフェロン治療に関する事や仕事の事ばかり考えましたが、始まるとそんな細々した事も含め、どうしようかと思案する事が多かった気がします。

でも良かった事も有りました。
普段は多少、くだびれたパジャマでも気にしませんが、入院中は人様に一番見られるのがパジャマ姿。眼底検査やCT等の検査も受けますから時には外来の患者さんと一緒になったり、院内のコンビニに行ったりするのに余りにくだびれた物は恥ずかしい。
尤も、本人が気になるだけで外来患者さんは気にしないと思い居ますが。

入院の為とは言え気に入ったパジャマを新調して貰って気分良し。新しいパジャマはやっぱり気持ち良い。
旅行に行く時は必ず、下着類やパジャマは新調するので、少しだけそんな気分も味わえる。

能天気ですが、どんな時にも楽しみは見つけられると思っています。